Kudo Kamome & Crunchybird - Midnight Blooming

 
 
 
 
 
 

工藤 鴎芽は京都在住、Crunchybird(a.k.a Gregory A. Perez)は東京在住の、同じTwin Capitalに所属するアーティスト達で、二人はこのTwin CapitalのHamacideを通じて知り合った。

工藤 鴎芽は、自身の2011年に発表したデビューアルバム「Mind Party!」に収録された、特に思い入れのある「花のにおい」という音源をCrunchybirdにリミックスの依頼をしたことからこの音源が生まれるに至った。

オリジナルトラックではザラついたギターとポップな電子音、足音のようなリズム、そして無邪気な歌声が特徴的な、荒々しくも想像力に富んだ曲である。ルーズに、遊び心のある、ローファイライフを感じる。

そして、Crunchybirdも同様に工藤 鴎芽にリミックスを依頼した。

「The Road Away」は、2017年にTwin Capitalからリリースされたエクスペリメンタルアルバム「The Incident at Fallthrough Bridge」の一曲で、何かを考え込んでいるような哀愁漂うインスト曲である。メランコリックに操られたストリングスをフィーチャーし、急速に進むピアノ、そしてポコポコとした宇宙的シンセサイザーが用いられている。

それを工藤 鴎芽自身が自由自在に形作る粘土細工の様にリミックスを施した。

 
 

このコラボレーションスプリットEP「Midnight Blooming」はそんな二人の異なった視点から作られたリミックス作品となっている。工藤 鴎芽のアップビートかつファジーなトラック「Smells of Flower」はCrunchybirdの手により、ダークで壮大なシューゲイザー的トラックに変貌した。そこにほんの少しの冷淡なエレクトロニックフロストを微細な脅威の様に付加させて。思うにKing KruleのパーティでMy Bloody ValentineがまるでThe XXをナンパしているかの様だ。

「僕は当初、『Smells of Flower』の自由さを正反対に激変させるというアイディアに魅了されていた。規格化するというよりも、もっと自由にそしてドラマティックに仕上げるアイディアを。ほんの少し圧制的に。」と、Crunchybirdは言う。反対に、工藤 鴎芽の「The Road Away」Remixはダイナミックなエレクトロニック技をゆっくり昇華させる様なsci-fiロードトリップに変化させた。彼女の見解はCorneliusの「Fantasma」もしくはCaribouのぼんやりとしたジャンルを曲げる様な音だった。あぜ道から急に逸れてバブリングなジャングルビートと鼓動の様なクラブビートを彷彿とさせ、全ては彼女の柔らかく空に舞い上がるようなボーカルがそれらを結び付けている。

彼女は「私は本当に『The Road Away』の夢の様な浮遊感が好きでたまらなかった。それを私なりにローファイかつ大胆にコラージュしてみた。」と、言う。

Midnight Blooming EP featuring Kudo Kamome and Crunchybirdはwww.twin-capital.comSpotifyApple MusicGoogle PlayBandcampにて発売中。Crunchybirdの次回作「The Damning Logic」は年内リリース予定。工藤 鴎芽は現在「Apple Sleep」を製作中。


Shot in the kitchen. Featured on Kudo Kamome & Crunchybird "Midnight Blooming" remix EP. Learn more about the project and where to buy here: https://twin-capital.com/midnight-blooming

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